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2007年5月 4日 (金)

嗚呼!憧れのスーパーシートプレミアム~最終話

最終話 ・・・・・ 第3話のつづき。

なかなか美味な食事を終えようとした頃、先程とは違う、ちょっとドスの効いた怒鳴り声が聞こえてきました。

それは僕のすぐ斜め前、「2C」の席からでした。

すごく体格のいい、背丈も結構ありそうな40歳くらいの男性。

長めのもみ上げがなかなか印象的なお兄さんで、業界関係かプロスポーツ関係。

ひょっとしたらIT社長かもしれない。だってかなりわがままそうな顔してるから。

で、やっぱり先程の若い客室乗務員に向かって、さんざん文句を撒き散らしているんです。

何を怒っているのだろうと耳をそば立てて聞いてみると、大体こんな感じでした。

例の若い客室乗務員がドリンクのお代わりサービスをしていて、もみ上げ兄ちゃんの所で缶ビールを取り替えようと思い、それまで飲んでいた缶を下げようとしたところ、まだ全部飲んでいなのに下げるつもりかバカヤローッ、とイチャモンをつけている模様。

すみませんと誤る彼女に対し、許してあげるどころか、さらに追い討ちをかけるように、文句と罵声をあびせかけている。

はたから見ていても、そんなに怒らなくても、って思うくらい文句を言い続けているんです。

で、やはり先程と同じようにチーフパーサーと交代して、新しいビールを持ってきたんだけど、チーフパーサーに対しても、おたくはどういう教育をしているんだみたいなことを言っている。

そういうおまえはどういう教育を受けてきたんだ!!

って、代わりに僕が言い返してやりたかったけど、当然心の叫びのみ...

ああいうのって、周りにいる我々もすごく嫌な気分にさせられますよね。

高い料金払ってんだから不愉快な思いをさせるなっていう気持ちもあるんだろうけど、でも相手だって一生懸命サービスしようとしているんだし、いちいち腹を立てなくてもいいじゃないかって思うのは僕だけ?

食後の時間は爆睡しようと思ってたのに、そんなことを考えてたらもう着陸態勢に入り始めたみたいで、倒していたシートを元に戻さなければならず、結局なんだか余計に疲れる結果となりました。

あと、飛行機の小刻みな揺れは結局最後まで続きました。

羽田に着陸して飛行機を降りようとしたとき、第3の事件が起こりました。

一人の乗客が飛行機を降りようとせず、客室乗務員に文句をいっているんです。

座席は「8B」。30代後半から40代前半のサラリーマン。

手に持っていたのはANAカード、おそらく「スーパーフライヤーズ ゴールドメンバーカード」だと思うんだけど、そのカードをかざしながら、これはプラチナと同じサービスを受けられるはずだみたいなイチャモンを付けているように見えました。

で、その客は納得いくまで飛行機を降りないみたいなことを言って、一人の客室乗務員を責めていたようでした。

僕はそれを横目に見ながらとっとと降りたのでその後どうなったかはわかりません。

嗚呼、憧れのスーパーシートプレミアムだったのに...

やっぱり僕には身分不相応な空間だったのかなぁ。

一般席でおとなしく「スープ」でも飲んでいたほうがよかったのかなぁ。

あの狭い空間に3人の客室乗務員が必要な理由もなんとなく分かったような気がしました。

そして、客に何を言われても最後まで笑顔でサービスを続ける彼女たちに、僕は心から敬意を表します。

しかし、あういう身勝手で自己チューな奴らが、今の日本を動かしているのだろうか。

あんな奴らが金持ち層を形成してしているんだろうか。

だとしたら、僕はずーっと一般席でいいや。

あんな連中と一緒の空間で過ごすなんて、息苦しくてできないもん。

結局、疲れは取れなかったので、最寄の駅から自宅まで、タクシーに乗りました。

・・・終わり。

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