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2008年4月23日 (水)

神町駐屯地記念行事 ~ その2

前回より、4月20日(日)に行われた神町駐屯地記念行事の内容について紹介しています。

前回は記念式典のプログラムを紹介しましたが、今回はその中の観閲行進について詳しく説明したいと思います。

観閲行進は記念式典のメインイベントです。
観閲官、すなわち今回の場合、第6師団長に対し忠誠をつくして任務を遂行することを誓うという意味合いのもの(たぶん...)で、各部隊がもつ装備品とともに観閲官の前を観閲官から見て左から入場、観閲官の前を通り過ぎる際には敬礼を行い、右手へ下がっていくというものです。
とはいえ、我々一般人にとってはいろんな種類の装備品や車両、航空機等が次々と現れる勇壮なパレードとして映ります。

観閲を受ける側を観閲部隊と呼びます。
観閲部隊は第6師団配下の部隊であり、神町駐屯地だけでなく担当区域である南東北3県に所在する全ての部隊がここに集結します。
全ての部隊と隊員が集まると約8000人規模になるのですが、さすがに他の駐屯地をカラッポにする訳にはいかないので、今回は約1300人の隊員と約200両の車両が参加しての行進となりました。

今回の場合、観閲部隊の総隊長である観閲部隊指揮官は副師団長です。

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 ↑上の写真の最前列に立っている人が観閲部隊指揮官(副師団長)です

さて、観閲行進のプログラムはまず観閲部隊指揮官によるかけ声、

「観閲行進の体形を取れ~~!」

の命令でスタートします。

この号令とともに全部隊が駆け足でグラウンドから消えていきます。

そして、まず音楽隊が入場してきます。
ここ神町駐屯地に所在する「第6音楽隊」です。
普通、こういう式典に登場する音楽隊は正装(OD色の上着に金色のひもを付けた格好のこと)が多いのですが、今回は戦闘服での登場でした。
これって結構珍しいのではないでしょうか。

自ら演奏して入場する行進曲は「大空」という定番の曲です。

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観閲官の前で敬礼を済ませ通り過ぎたあたりまで来ると、そこから左折を繰り返し、観閲官の正面で部隊が整列します。

次に、観閲部隊の行進に先立ち第6師団の防衛区域である山形県、宮城県、福島県のそれぞれの県旗がジープに乗って入場してきます。

そして、いよいよ観閲部隊の入場です。
ここで音楽隊の演奏曲が変わります。

「陸軍分列行進曲」、またの名を「扶桑歌」、またの名を「抜刀隊」と呼ばれる行進曲です。
ちなみに、「抜刀隊」とは西南戦争において薩摩軍の攻撃に対抗するために編成された特別部隊のことで、田原坂の戦いにおいて大活躍した部隊なのだそうです。
その部隊の栄誉を讃え、明治18年にこの歌が作られたそうです。
作詞は外山正一という人なんですが、作曲はシャルル・ルルー(なんか「ル」が多いなぁ)というフランス人なんだそうですよ。

曲の紹介はこれくらいにして、この曲に乗ってまず入って来るのは、もちろん観閲部隊指揮官、第6師団副師団長です。

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続いて、歩兵部隊である第22普通科連隊と第20普通科連隊が8列縦隊でやって来ました。
いつ見ても思うのですが、全員ピッタリ足並みが揃った行進です。
行進訓練は基本中の基本なので当たり前といえば当たり前なんですけどね。

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徒歩行進はこれでおしまい。
続いて車両による行進が始まります。

音楽もここで変わります。
ちょっとアップテンポの行進曲、「祝典ギャロップ」という曲です。

この曲にのせてこの後いろんな車両、装備品たちが登場するのですが、続きは次回のお楽しみです。


最後に余談ですが、今回紹介したいろんな行進曲、ネットでキーワード検索すれば試聴できますので、興味がある方は聞いてみてください。

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