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2008年5月22日 (木)

鹿島神宮 ~ 七不思議

鹿島神宮の奥には森が広がっています。
拝殿で参拝を済ませた後、奥の森へと続く入口に、「東神門」があります。

ここに、鹿島神宮境内の案内板があるのですが、案内のあとに鹿島神宮七不思議が記載してあります。

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その七不思議とは、

①要石
 その根底ふかくて図り知れずという

②御手洗
 池の深さ大人 小人によらず乳を過ぎずという

③末無川
 川の水 流れ行くほど追々かれて行末知らず

④藤の花
 御山の藤の花の多少により その年の豊凶を予知すること

⑤海の音
 波の響が上(北)の方に聞えれば日和
 下(南)に響けば雨降るという

⑥値上りの松
 すべて御山の内の松 幾度伐れども伐り跡に目出て枯れることなし

⑦松の箸
 鹿島の松で作る箸は松脂の出たことなしという

という七つです。
なんだか怪しいものばかりですね。
もっとも怪しいから不思議というんでしょうが...

この七つの真偽については定かではありませんが、少なくとも①の要石と②の御手洗の池は実物を拝むことができるし、実際今回見てきました。

まず、要石について。

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要石についての説明は鹿島神宮にもありますが、香取神宮の説明の方がわかりやすく記述されています。

参考(香取神宮の要石) : http://hirohi.cocolog-nifty.com/hirohi1/2008/03/post_f1e9.html

それによると、むかし鹿島の神である武甕槌大神(たけみかづちのかみ)と香取の神である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、葦原中国(あしはらなかつくに)を平定し、香取が浦(霞ヶ浦)付近にたどり着きます。
ところがこのあたりは地下に潜む大ナマズのせいで地震が頻発していました。
二神はこれを鎮めるため地中深くに石棒を差し込み、鹿島の武甕槌大神はナマズの頭を、そして経津主大神はナマズの尻尾を抑え、地震を鎮めることに成功したとのことです。

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両神宮ともこの要石が地上に出ている部分はほんのわずかなのですが、地底深くまで続いている巨大な石なのだそうです。

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 ↑写真下の方に見えるちょこっと出っ張っている石が要石です

そして、かの水戸黄門様がその真偽を確かめるため7日7夜掘り続けさせたのですが、結局最後まで掘りつくすことができなかったという伝説が残されており、これが七不思議の1番「その根底ふかくて図り知れずという」に通じているのでしょう。

次に、御手洗(みたらし)の池について。

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この場所は奥宮から急な階段を降りたところにあります。
昔はこちら側が本殿に向かう参道の起点であり、参拝の前にまずこの池で身を清めたそうで、これが「御手洗」という名の由来なんだそうです。
「みたらい」ではなく「みたらし」です。
そういえば僕の田舎の方に「御手洗水」と書いて「おちょうず」と読む地名がありました。
って、そんなのどうでもいいんですけど。

水は清く透き通っていて池を泳ぐ鯉もよく見える、そして池の真ん中には鳥居が建てられていて、とても神聖な池に見えます。

それもそのはず、この池はすぐ横から湧き出す水が源泉であり、そのまま飲むのはやめた方がいいとは書いてありましたが、自由に汲んで持ち帰ることができます。

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実際水筒に入れて持ち帰り、沸かしてお茶にして飲みました。
おいしかった...というか、気分的なもんでしょうが霊験あらたかなお茶をいただくことができました。

池の傍にある茶店では、この池の水を使った(かどうかは定かではありませんが...)お酒が売られていました。

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で、肝心の不思議についてですが、これはどう見ても大人のひざ上くらいの深さしかなく、確かに胸までの深さはないとは言え、「池の深さ大人 小人によらず乳を過ぎずという」のはちょっと大げさでしょう。

わざわざ七不思議にするほどのものではないと思うのですが...

むしろ、「どんな干ばつの時でも枯れることのない霊泉」というのを不思議にした方がいいんじゃあないの?って思ったのは僕だけ?

その他の不思議については実際確認はできませんでしたが、あちこちネットで調べた限りの情報をまとめてみます。

③の末無川についてですが、
これは神宮の外、神宮から東へ数キロ程行ったあたりの小さな道路沿いに立て札が立っているようです。
当然川などありませんし、小さな立て札なのでうっかり見逃してしまいそうな場所なんだそうです。

④の藤の花と⑥の松の根については、今は無いそうで、したがって真偽を確かめることはできないようです。
したがって⑦の箸の件も現在では確かめようがないということになります。

⑤の海の音については、奥宮の前にある芭蕉の句碑の上部にある穴に耳を当てると音が聞こえるそうですが、今回はそのことを知らなかったため確認できませんでした。
次回行くことがあれば、試してみたいと思います。
といっても、豊作凶作との関連性を確かめることはできないと思いますが...

以上、鹿島神宮の七不思議についてでした。

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