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2008年6月14日 (土)

陸自第2師団記念行事 ~ 最新装備品②

6月8日(日)、陸上自衛隊第2師団(旭川駐屯地)記念行事に行ってきました。

今回は前回のつづき、最新装備品レポート第2弾です。

まずは、99式自走155mm榴弾砲。

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陸上自衛隊の特科部隊に配備されている榴弾砲と言えば、FH70という器材が多く、ほぼ全国の特科部隊で見ることができます。

この99式は最も新しいタイプの榴弾砲で、これだけの数が配備されているのはここだけじゃないでしょうか?

愛称「ロングノーズ」と呼ばれるように、砲身がかなり長く感じられます。

射程はFH70と同じ約30Kmですが、時速約50kmで走れること、自動装填化されたことで3分間で約18発撃てる等、機動性には優れています。

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観閲行進ではこの車両が隊列を組んで登場。
そして隊列の最後尾には見慣れない車両が。

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これは弾薬補給用の車両です。
まさに動く弾薬庫といったところでしょうか。

ちなみに、99式の「99」とは西暦の下2桁のことで、制式化の年、すなわち調達が開始された年を表しています。
なので、90式戦車とは1990年に制式化されたことになります。

次は、87式自走高射機関砲。

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87式ということなので約20年前に開発されたことになるんですが、実戦部隊に配備されているのはここ2師団高射大隊と7師団の高射大隊くらいじゃないでしょうか。
というのも1台あたり10数億円とバカ高いため、年間1台から2台くらいしか買えないという厳しい台所事情のせいなのだそうです。

装備されている砲は35mm機関砲が2門、なんと1分間に500発以上も撃てるんだとか。
機関砲の後ろにある棒状のものと丸いやつのはレーダーで敵の航空機を探索、追尾、捕捉し、これらの情報から車体や砲の角度をリアルタイムで自動制御できるのだそうです。

さすがに今回は発射するところを見ることができませんでしたが、機会があれば是非一度見てみたいものです。

次の装備品は、師団等指揮システム(FiCS)。

この装備品は、師団司令部が震災現場や戦場に出て展開する時に使用される器材です。
隷下部隊から報告される各地現場の状況を集計し地図上に表示したり、各部隊へ命令を下したりするためのコンピューターシステムがシェルタの中に積載されています。

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観閲行進では司令部付隊がこの器材を積んだトラックに乗って行進してきました。

また、今回展示コーナーには作戦室システムが展示してありました。

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シェルターの両側の壁がジャバラのように伸び、約3倍の広さになります。
このなかにはプラズマディスプレイやプロジェクタが搭載されていて、師団長や幕僚たちが集まって作戦会議を行うことができます。

この器材は比較的新しい器材で、現在第2師団にしかないそうです。

ちなみに展示コーナーではこの機材と野外通信システム(DiCS)、基幹連隊指揮統制システム(ReCS)を組み合わせた野外型システム運用図というのをパネルで説明していました。

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これがいわゆるNCW(ネットワーク・セントリック・ウォーフェア)ってやつなんでしょうかねぇ。

ただこういった展開ができるのも今のところこの第2師団のみ。
全国に広がるにはまだまだ10年以上かかるとか、かからないとか...

以上、第2師団記念行事で見ることができる最新装備レポートでした。

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