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2008年6月26日 (木)

陸上自衛隊遠軽駐屯地

6月22日(日)、陸上自衛隊遠軽駐屯地へ行ってきました。
遠軽駐屯地創立57周年記念行事の参加が目的でした。

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遠軽(えんがる)駐屯地は北海道紋別郡遠軽町というところに所在します。

東京から行くと「オホーツク紋別空港」が最寄りの空港になります。
でも、この空港、東京からは全日空便が1日1往復しかなく、今回も満席で取れなかったため、女満別空港からレンタカーを借りて遠軽入りしました。

この遠軽という地名、実はアイヌ語が語源となっています。

遠軽には町のシンボルでもある「瞰望岩(がんぼういわ)」という場所があります。

http://engaru.jp/kankou_information/chiiki/en/ganbouiwa/ganbouiwa.html

この岩に登ると遠軽の町が一望できることから、アイヌ語で「見晴らしの良い」を意味する言葉である「インガルシ」が地名の由来になっています。
なので、「遠軽」という漢字は当て字ということになりますね。

ここ遠軽も、いわゆる屯田兵によって開拓された地域です。
明治30年に上湧別屯田兵がこの地に入ったのが始まりだそうです。

ところで、屯田兵の制度は明治6年に黒田清隆という人物が「屯田兵設立建白書」を時の政府に提出し、採択されたことから始まります。
実はこの黒田という人、明治3年に開拓次官として樺太を視察しており、その時にも札幌に部隊を置くこと、併せて北海道、樺太に軍艦2隻を配備することを上申しているのですが却下されてしまいました。
ところが明治6年になって、樺太でロシア兵による日本人の暴行、殺人事件が相次いだため、再度上申し認められたという経緯があるのだそうです。

遠軽に屯田兵が入ったのは明治30年とだいぶ年が経っていますが、これは急激に開拓を進めるとロシアを刺激してしまうことを考慮し、少しずつ兵力を増強し、時間をかけて開拓を進めたのだそうです。

遠軽駐屯地の歴史は昭和26年まで遡ります。
それ以前の駐屯地があった場所は、
昭和10年 旧農林省北見種馬所
昭和21年 種畜牧場
昭和24年 北海道農業試験場遠軽試験所
という歴史を持つ場所でした。

昭和25年に町民による自衛隊誘致活動が実り、
昭和26年1月に誘致決定、
同年3月に当時の警察予備隊約1000名が移駐、第4連隊第3大隊が編成され、駐屯地がの歴史がスタートしたのです。

当初は種馬所の馬小屋が隊舎として使われたそうで、冬はとてつもなく寒かったようです。
そのような風雪に耐え訓練に励むことにより精強な部隊が作られるということで、
「風雪磨人(ふうせつまじん)」という言葉がこの遠軽駐屯地を代表する言葉として受け継がれています。

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遠軽駐屯地の主力部隊は第25普通科連隊です。
この連隊長が駐屯地司令を兼務しています。
この連隊は、「風雪磨人」が現わすとおり、北海道の中でも特に盛況な部隊として知られており、過去には昭和44年から昭和54年まで、方面冬季戦技競技会、いわゆるスキー競技会で11連覇を成し遂げたという記録を持っています。

さて、記念行事の当日ですが、この日は天気はまあまあだったのですが、気温が10℃くらいしかなく6月とは思えないくらい寒い日でした。
聞くところによると3日前は30℃を超えていたそうで、20℃も気温差があるなんて信じられませんよね。
体調を崩す人も結構いたんじゃないでしょうか。

観閲式がひととおり終わると、太鼓と音楽演奏が行われました。

太鼓はここ遠軽の有志で作られた「遠軽がんぼう太鼓」。

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がんぼうとは前述の瞰望岩からとった名前です。
勇壮なそして息の合った演奏を2曲披露されました。

その後は地元遠軽の隊員で構成される遠軽駐屯地音楽隊の演奏。

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普通、この規模の駐屯地には音楽隊はなく、師団の音楽隊が来て式典の音楽を担当するのですが、この遠軽駐屯地では式典の音楽もすべてこの音楽隊が行っていました。

次に地元の小学校の金管バンドが登場。
自衛隊に負けず劣らずのすばらしい演奏を聞かせてくれました。

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この日は駐屯地も一般開放されていて、地元の人たちがかなり遊びに来ているようでした。
駐屯地のあちこちにも装備品の展示コーナーや出店、そして子供向けのミニSLやストラックアウト等いろんなアトラクションもあって、小さいながらも地域との一体感を感じさせる、そんな陸上自衛隊遠軽駐屯地のお祭りでした。

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