長崎鼻、龍宮神社そして開聞岳
鹿児島県薩摩半島の最南端にある岬は「長崎鼻」といって、観光地としても有名です。
先日そこへ行ってきました。
実はここを訪れるのは2回目だったんですが、前回はかなり幼少の頃だったのでほとんど覚えていませんでした。
今思うに、僕の両親の新婚旅行が宮崎、鹿児島ツアーだったようで、その記憶をもとに子供がある程度成長したところでもう一度鹿児島へ行ったんだと推察します。
僕の両親が結婚した昭和30年代後半から昭和40年代前半にかけては、宮崎、鹿児島は「新婚旅行のメッカ」と言われていたそうです。
(「メッカ」って、今や死語かも...)
というのも、昭和35年に島津久永・貴子(昭和天皇の第五皇女)夫妻が、そして昭和37年には皇太子夫妻(今の天皇陛下、皇后陛下)が新婚旅行に選んだコースで、いわゆる「ロイヤルハネムーン」と呼ばれる超人気コースだったんです。
なんでも、新婚さん専用の寝台列車「ことぶき」という臨時列車があったそうですよ。
この列車、昭和42年から大安の日と友引の日の前後の日の下りのみの運行で、京都と宮崎を結ぶA寝台のみの寝台列車だったそうです。
ウソみたいな本当の話です。
ちなみに、その時の新婦さんはほぼ全員美智子妃殿下のファッションを真似ていたそうで、同じような格好をした新婚カップルが、うじゃうじゃいたそうです。
新婦を間違える新郎なんかもいたりして...
しかも、ワザとだったりして...(笑)
当然、「成田離婚」ならぬ「宮崎離婚」なんていうのもあったようですよ...
参考HP : 「駅の物語第5話 宮崎駅 駅の証人に聴く」
ところで、長崎鼻には「龍宮神社」という神社があり、浦島太郎伝説でお馴染みの「乙姫様」が祀られています。
この乙姫様とは、日本神話で言う「豊玉姫(とよたまひめ)」のことで、海神の娘であり、山幸彦のお嫁さんです。
この二人から生まれたのは「鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)」という神様で、豊玉姫の妹である「玉依姫(たまよりひめ)」と結婚し、4人の子供を授かります。
その4番目の子供は「磐余彦尊(いわれひこのみこと)」と言うのですが、この神こそ「神武天皇」であり、初代天皇と言われるお方なのです。
このあたりの話もキリがないのでこれくらいにしておきましょう。
詳しく知りたい方は、日本書紀や古事記で勉強してください。
この龍宮神社の隣にたたずむ小さな祭壇には大黒様らしき神様が祀られていました。
この大黒様の顔が何とも幸せそうな顔をしていて、こちらまで幸せになれそうな気がしたのがとても印象に残りました。
最後に長崎鼻から望むとても美しい山、「開聞岳」。
「薩摩富士」とも呼ばれるその姿は、きれいな円錐形をしていて、とくにこの長崎鼻からみる開聞岳は前に何も遮るものがないため、とてもきれいに見えます。
開聞岳は標高が922mあり、9世紀に起こった2度の大噴火によって現在の姿になったと言われています。
今回訪れた日は朝早くだったせいか、早く流れる雲の影が開聞岳に映され、刻々と模様を変える開聞岳がとても神秘的に見えました。
どうです?
判りますか?
実際、自分の目で見れば感動すること請け合いです。
九州は薩摩半島の最南端、長崎鼻と龍宮神社、そして開聞岳のレポートでした。
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