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2009年6月23日 (火)

サイロ隊舎

陸上自衛隊真駒内駐屯地にある建物で有名なものがあります。

通称 「サイロ隊舎」

と呼ばれる建物です。

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以前から、真駒内駐屯地に来るたび気になっていた建物だったんですが、今回やっとこのサイロ隊舎を見学することができました。

というのも、このサイロ隊舎はここ真駒内駐屯地の歴史を知る上で、とっても重要な場所なんです。

このサイロ隊舎に入ると、真駒内駐屯地の歴史を学ぶことができる他、実際のサイロの最上階まで昇り、市内の景色を堪能することができるんです。

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真駒内駐屯地があったこの場所の歴史は、明治9年まで遡ります。

明治9年にこの地に、「真駒内種畜場」が誕生しました。

北海道で畜産業を広げようとする国策がスタートした訳です。

その後、「北海道種畜場」、「北海道農業試験場」と名前を変え、北海道の農業、畜産業の発展に寄与してきたのです。

現存するこのサイロは昭和12年に造られたもので、北海道内に現存するサイロとしては最大なんです。
当時建設にかかった費用も、通常の大型サイロの2倍はしたとのことです。

さて、終戦とともに種畜場としての役割を終え、米軍の駐留地となりました。

この地へ進駐した米軍は、ここを「キャンプ・クロフォード」と名付け、約8年間駐留していました。

その間、このサイロだけは取り壊されないどころか、ここを改装し「下士官クラブ、集会場、ボウリング場」と、福利厚生施設として再利用したのです。

中に、当時の米軍時代の建物の写真が展示してありました。

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ちょっと話は横に逸れますが、この写真のすぐ近くに当時の駐留軍の司令部隊舎の写真を発見。

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やっぱり五角形ですよ。

そうです、国防総省「ペンタゴン」と同じ五角形。

アメリカの軍人って五角形が好きなんでしょうかね。

と思い、ペンタゴンを調べてみました。

ワシントンに建造された国防総省「ペンタゴン」は1943年1月に完成、5階建てながら当時は世界最大のオフィスビルだったそうです。

であるにもかかわらず、どんなに遠い場所でも10分以内で到着できるよう設計されているそうで、この「ペンタゴン(五角形)」がいかに機能的で合理的な構造だったかがわかります。

ここ真駒内にあるキャンプ・クロフォード司令部は、戦後1946年以降に建造されたはずなので、国防総省ペンタゴンの完成から数年後であり、当時の司令官が米軍のシンボルであるペンタゴンと同じ五角形にこだわったことも十分推測できますよね。

ここ真駒内駐屯地内には、このサイロ隊舎の他にも、米軍駐留時代の建物、教会やら映画館等いくつか残されています。

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昭和29年に米軍からこの地を返還され、ここは陸上自衛隊真駒内駐屯地として新たなスタートを切ったわけですが、このサイロ隊舎には業務隊、会計隊といった部隊が入居し、現在も使用されています。

ちなみに、「サイロ隊舎」と呼ばれるようになったのも自衛隊時代からなんだそうです。

さて、実際にサイロ部分の展望台に登ってみました。

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この日はあいにくの天気だったので、景色もイマイチでした。

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いつもならきれいに見える「もいわ山」も、てっぺんが雲に隠れて残念でした。

自衛隊は気軽に行ける場所ではありませんが、記念行事のように駐屯地を開放する日も年に何回かあるので、そういうときに是非訪れてみてはいかが?

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