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2013年6月 9日 (日)

名勝 種差海岸 ~ 前編

前回に続き、青森の旅シリーズをお届けします。

前回の記事でも若干触れた、今年晴れて国立公園へと昇格(?)した「三陸復興国立公園」から、今回やってきたのは「種差(たねさし)海岸」です。

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ここで、あまり聞き慣れないこの「三陸復興国立公園」について解説しておきましょう。

今年、平成25年5月24日、環境省は、北は八戸から南は気仙沼までの海岸線一帯を「三陸復興国立公園」に指定しました。

もともと三陸海岸には「陸中海岸国立公園」がありました。
こちらの名前は聞き覚えがあるんじゃないでしょうか。

陸中海岸国立公園は岩手県と宮城県北部にまたがる海岸一帯が範囲でした。

一方、種差海岸を中心とするこの辺りは、元々は種差海岸階上岳(はしかみだけ)県立自然公園」という県立の公園でした。

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平成23年3月11日、東日本大震災によってこの一帯は津波の襲撃を受け甚大な被害を受けたのは記憶に新しいところです。
美しい風景が続く三陸海岸一帯も当然津波の被害に遭いました。

被災から1年余りがたった昨年5月、環境省では「グリーン復興プロジェクト」という復興支援プロジェクトを発表。
被災の爪跡を後世にまで伝えること、そしてそれぞれの地域の復興計画と連携しつつ、本来の風光明媚な景色を復活させることを推進することにしたのです。

そのプロジェクトの柱が、陸中海岸県立公園と種差海岸階上岳県立公園をひとつにしてできた「三陸復興国立公園」なのです。

国立公園の名称は、復興に貢献し、国外も含めた多くの支援を受けるため、「三陸復興国立公園」とし、復興状況を見て将来的には別途ふさわしい名称を検討するのだとか。

また、来年度には宮城県の「南三陸金華山国定公園」「県立公園松島」を編入する計画で、東北地方青森県から宮城県に渡る太平洋側一帯がひとつの国立公園として完結する予定なんだそうです。

種差海岸は今こそこのように綺麗な風景を見せてくれますが、つい最近までは津波の被害が残っていたんだそうで、砂浜には瓦礫の残骸なども山積していたのだそうです。

地元を中心としたボランティア活動等による清掃活動により、現在は昔の名勝をほとんど取り戻したといってもいいのではないでしょうか。

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先ほど、震災の爪跡という話をしましたが、その一例がこちらのトイレ。
海岸から少し離れた高台にある、一見普通のトイレです。

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トイレ自体はとても綺麗で、おそらく震災の跡に新しく建てられたものだと思うのですが、建物入り口の壁の部分、なにやら表札のような掲示物がありますよね。

これにズームアップしてみると。

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エ~~~ッ!
マジっすか。
津波がここまで来たんですか。

こんな高台なのに。。。
10.7メートルの津波って計り知れない怖さを感じます。

さて、次回はここから少し北上して、「葦毛崎展望台」へと向かいます。
この先どんな風景が広がっているのでしょうか。
お楽しみに。

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