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2013年7月 8日 (月)

乃木館 ~ 陸上自衛隊善通寺駐屯地にて

陸上自衛隊善通寺駐屯地へ行ってきました。

善通寺といえば、四国八十八カ所巡りでいうところの第75番札所
真言宗の始祖である「弘法大師」こと「空海」の生誕の地です。

その善通寺からあるいて10分足らずの場所にあるのが善通寺駐屯地なんです。

ここにある部隊の代表は、四国4県の守りの中心である第14旅団司令部です。

第14旅団は四国4県の防衛警備を担当する部隊ですが、平成18年までは「第2混成団」と呼ばれていました。
そして、第2混成団時代の司令部があった建物がこちら。

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とても重厚な、そして威厳を漂わせる風格のある建物です。

第14旅団への改編とともに司令部庁舎は新築されたため、現在は、陸上自衛隊善通寺駐屯地資料館、通称、

「乃木館」

という、善通寺駐屯地の歴史資料館としての役割を担っています。

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「乃木館」の名前の由来は、もちろん明治時代の有名な将軍である、

「乃木希典」

のことです。

実はこの建物は、明治31年10月1日、旧軍第11師団が四国全域を管区として編成された際に師団司令部として建てられたものなんです。
で、その初代師団長に選ばれたのが乃木将軍で、明治31年10月1日から明治34年5月22日までの2年8ヶ月間ここで勤務されたんです。

ここ乃木館には、当時の師団長執務室がそっくり復元されていました。
その部屋がこちら。

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いやいや、立派な部屋です。
当然ですが、中央にある机に座っていたのが歴代師団長です。
もう少し、近づいてみましょう。

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ん?椅子がふたつありますね。
左側は師団長の椅子だとして、右側の椅子は誰が座る椅子なんでしょう。

実は、初代から5代師団長までは右側の椅子を、そして6師団長以降は左側の椅子を使っていたんだとか。
ということは初代師団長である乃木将軍は右側の質素(?)な椅子を使っていたってこと。

乃木将軍のイメージである、「質素と謹厳」という言葉がこんなところでも見てとれます。

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執務室の隣には乃木将軍と当時の日露戦争にまつわる展示コーナーとなっていました。
特に乃木将軍率いる11旅団の活躍と言えば旅順攻略ということで、旅順要塞攻撃に関する説明を詳しく解説してありました。

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こちらは第二次世界大戦に関する資料室。
ここから出て行ったたくさんの戦士の遺留品等が展示してある部屋です。

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そして最後は、戦後。
第二混成団の歴史と、第14旅団による東日本大震災における活動の足跡が展示してありました。

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100年以上の歴史を持つ乃木館。

明治の建物の風格を残しつつ、第11師団から第14旅団までの歴史をわかりやすく学ぶことができる、そんな陸上自衛隊善通寺駐屯地資料館

今回もとても勉強になりました。

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