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2014年10月24日 (金)

ロンドンを「さるく」③ ~ ザ・マル

(その②のつづき)

腹ごしらえを済ませ、エネルギー満タンになったところで、再びさるき始めます。
ピカデリーサーカスから南へ下って行くと、何やらモニュメントらしきものが見えてきました。

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そして、通りの中央分離帯が徐々に広がり、やがて立派な彫刻が並ぶ広場となりました。

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ここはウォータールー・プレイスという一画で、調べて見るとこれらの彫刻は「クリミア戦争記念碑」と呼ばれるものでした。
クリミア半島と言えば、今現在とてもホットな場所。
ロシアとウクライナによる紛争の真っただ中にある地域ですよね。

黒海の北に位置するこの半島は、昔から戦争の部隊になったり、紛争の火種になったりと大変な所だったんですね。

ちなみに、左側の銅像はある女性の像なんですが、クリミア戦争に関係のある有名な女性と言えば誰だか分かりますか?
正解は、「ナイチンゲール」
戦場の看護婦として活躍し、看護婦のことを「白衣の天使」と呼ぶようになったルーツの人であることは有名な話です。

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先程遠くに見えた柱の上には銅像が立っていました。
僕のガイドブックには載っていませんでしたが、「ヨーク公記念碑」というらしいです。

ここから下りの階段を下りていくと、「THE MALL(ザ・マル)」と呼ばれる大きな直線道路に出てきます。
日本では「Mall」は「モール」と発音することが多いですよね。
でもってモールというと、「イオンモール」に代表される通り、ショッピング街をイメージします。
でも実はその発想は米国的発想であり、英国で「MALL」というと、

「木陰のある遊歩道」

という意味合いになるそうです。(Weblioサイトより)

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さて、この「ザ・マル」ですが、この道路はセントジェームズパークの北側に位置しており、トラガルファー広場にあるアドミラルティ・アーチから、

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バッキンガム宮殿を結ぶ約1kmの直線道路です。

もともとは1660年に馬車専用の道として造られたものですが、19世紀後半から20世紀前半にかけ、儀式用の道路として再整備されました。
現在でも王室行事や国家行事等に使われています。
記憶に新しいところでは2011年のウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式パレードでしょうか。
僕もテレビで見ましたけど、あれ、たぶん生中継じゃ無かったかなぁ。

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道の両側に立っている柱ですが、よくみると街頭ではなく旗ポールのようです。
柱のてっぺんには王冠のようなものが乗っかっていて、この道路自体が何となく高貴な雰囲気に感じられてきました。

ここから北東方向へ進んでアドミラルティ・アーチへ行こうか、それとも南西方向に進んで
バッキンガム宮殿へ進むか。
ここは迷わずバッキンガム宮殿でしょ、ネッ。

ということで、次回はバッキンガム宮殿へ接近遭遇です。
お楽しみに。

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2014年10月20日 (月)

陸上自衛隊第15旅団総隊5周年記念行事より

久々の陸上自衛隊記念行事レポートをお届けします。

2014年10月19日の日曜日、陸上自衛隊第15旅団総隊5周年及び那覇駐屯地創立42周年記念行事に行ってきました。

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式典は晴天の下で行われました。
先週と先々週は大型台風が直撃していたのでちょっと心配でしたが、今週はうって変わって良い天気。
天気予報によるとこの日の最高気温は28度という、沖縄ならではの暑い天気。
でも風があったせいか、そこまで暑いという感覚ではなかったかも。

ところで第15旅団は5周年ということでまだまだできて間もない組織です。
ちなみにそれまでは第1混成団という名称でした。

かつて陸上自衛隊は最大18万人という規模で構成されていました。
全国を5つの方面隊に区分し、さらに作戦基本部隊として13個の師団と2個の混成団によって構成されていました。
しかし、冷戦が終結し、2001年に起きた9.11テロを境に自衛隊の在り方が急速に見直され、かつ日本経済の低迷のあおりを受け陸上自衛隊は定数削減と作戦基本部隊の見直しを余儀なくされます。
現在、陸上自衛隊は約15万人という規模にまで減少しているのです。

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ところで、平成16年12月に新たな防衛計画の大綱(通称「17大綱」)が閣議決定されました。
ここで初めて沖縄に所属する第1混成団は第15旅団へ改編されるということが明記されました。
陸上自衛隊の組織において混成団から旅団へ改編されるというのは、作戦基本部隊の単位としては大きくなるということを意味します。
実際隊員数も1800名体制から2100名体制へと増強されたのです。
全体の人数が削減される中で沖縄に配備される部隊だけが増員されたのです。
この背景には我が国の脅威が北方から南西諸島方面にシフトしていることが大きな要因としてあげられます。

さらに昨年12月に出された新たな防衛計画の大綱(通称「25大綱」)では、さらに南西方面の部隊を増強し、先島諸島にも部隊を展開することが記述されています。

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さて、うんちくを語るのはこれくらいにして、今年の式典の内容を紹介して行きましょう。
行事の流れは、基本的には例年と変わりません。
記念式典、観閲行進、音楽演奏、訓練展示という流れで実施されました。

その中で僕が気になったトピックだけを拾ってお伝えします。
まずは式典で行われた来賓祝辞。

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なんと、中井真県知事が出てきました。
県知事ってかつて自衛隊の行事に出てきたことあったっけ?
今朝のニュースで、知事選を控えているからか普天間問題をきちんと片づけるみたいなことを言っていたけど、祝辞では当たり障りない内容でした。

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続いては観閲行進。
通常、観閲行進のトップバッターは音楽隊なんですが、今回の15旅団の場合他の部隊とはちょっと違う点があったんです。
僕が今まで見てきた観閲行進では、音楽隊の行進で使われる音楽は、ほぼ全てにおいて「大空」という曲が使われていました。
ところが、今回見た音楽隊の行進曲は、何と「抜刀隊(別名「陸軍分列行進曲)」だったんです。
僕が知る限り、音楽隊がこの曲で行進するのを見たのは2011年の第10師団の記念行事に続き2回目でした。

あっ、すみません、かなりマニアックなことを言ってるように聞こえるかもしれませんが、これ分かる人には分かってもらえると思います。
曲の説明を始めるとかなり長くなってしまいますので割愛しますが、気になる方はYOU TUBEで検索してみてください。

続いては、観閲行進の後に行われたエキシビション。

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音楽隊とオートバイ部隊(偵察隊)とのコラボレーション。
音楽に併せて8台のバイクがいろんな動きでデモンストレーションを行うというもの。

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連続ジャンプも見事でした。
しかも、実は音楽隊とオートバイだけでなく、

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さらにラッパ隊とのコラボレーションというかなり難易度の高い展示だったんです。
この後の祝賀会食の席で第15偵察隊長に話を伺ったんですが、この日のために約3ヶ月の準備をしてきたとのこと。
全体構成は音楽隊が考え、3ヶ月の間に微修正を重ねて本番に臨んだんだとか。
このコラボレーションはこれまで見たことのない素晴らしい展示でした。

最後の見所は訓練展示。
他の師団や旅団と違って、15旅団には戦車部隊と特科部隊がありません
それはどういうことかというと、大きな音を出す空砲を撃てないので他と比べてやや迫力に欠けるということ。
それを展示の内容(演出)で補うのが15旅団の訓練展示なんです。

で、その演出とは、

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建物の屋上にレンジャー部隊がヘリから降下し、

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建物の窓をぶち破って侵入するというもの。
建物の中には敵が潜んでいるという設定で、そこへ窓ガラスを蹴り破って侵入するのはリアル感満載でとても迫力がありました。

いやぁ、とても見応えのある記念行事でした。

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最後はいつものごとく、体育館で祝賀会食で締めくくり。
15旅団の隊員さんたちのおもてなしも素晴らしかったです。

沖縄における陸上自衛隊の認知度も理解度も格段に上がっているとのこと。
南西方面の緊張度が増す中、沖縄県民の安心・安全を守ってくれる陸上自衛隊第15旅団のますますの活躍に期待しつつ、沖縄の地を後にしたのでした。

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2014年10月16日 (木)

ロンドンでの食事 ~ ロンドンでもラーメン!?

イギリスの食文化ついて、よく耳にする言葉があります。

「イギリスってあまり美味しいものはないんじゃない?」

確かに、イギリス料理って聞かないし、イギリスで思いつく料理っていうと「フィッシュ・アンド・チップス」くらいですよね。

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でも、逆に言うとイギリスはかつて大航海時代においては世界を席巻した大帝国。
植民地も多数所有してたりしていたことから、世界中の食文化が集まってきた国だとも言えます。

あくまで私見ですが、イギリス料理って無い訳じゃないんだけど、それ以上に美味しい世界の料理が入ってきたため、トラディショナルな料理が霞んでしまったんじゃないかって思うんです。

という訳で、ロンドンでの食事第1弾は日本の食文化、ラーメンです。
(ちょっと強引な展開っぽい感じもしますが。。。)

前回の「さるく」シリーズはピカデリーサーカスにたどり着いたところまででした。
実は、ロンドンで有名なラーメン店がこの近くに2軒あるんです。
その2軒とは、「一点張」「昇龍」
一点張は醤油系、昇龍はとんこつ系。

今回僕が行ってきたのはとんこつ系の昇龍。

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お昼時とあってか、店の前には行列ができていました。
僕らの前に並んでいたのは同じ日本人かと思いきや、言葉の感じから中国人っぽい。
中国の観光客ならすぐ近くのチャイナタウンに行けばいいのに。
でも、それだけ日本のラーメンがグローバル・スタンダードな食べ物になったってことなんでしょうね。

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店内は結構広い。
中央にカウンターがあるんだけど、バーカウンターみたいになってました。
普通ラーメン屋のカウンターというと一人席みたいな造りのカウンターなんでしょうが、そこはロンドン、ちょっとカフェを意識したようなオシャレな造り。

で、カウンターの上に太鼓が置いてあるんですが、お客が来店すると店員が、

「ドンドンッ!」

って、太鼓を鳴らしてお出迎えっていう粋な演出をしてくれるんです。

客層も様々、地元の人、特にこの辺りに勤務するビジネスマンがかなり多いなって雰囲気です。

テーブルに案内されメニューを見ます。
基本的にはとんこつラーメン専門店なんですが、いくつかのバリエーションがあります。

店の名前が入っている「Shoryu Ganso Tonkotsu」が定番商品。
そこからのバリエーションとして、「Kotteri Hakata Tonkotsu」「Piri Piri Tonkotsu」「Yuzu Tonkotsu」と広がって行きます。
他につけ麺やカレーラーメンもあるようです。

で、僕らが最初にオーダーしたのは、

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いや、あの。。。
ここまで結構歩いたし、すっかり喉が渇いてしまってたし。。。
すんません、昼間っから行っちゃいました。。。

ここで、枝豆の左側にある調味料に注目。
これって、あの、懐かしい「卓上ゴマすり器」じゃないですか。
昔実家にありましたよ、これ。
あの赤い円板を回すと、擂りたてのゴマが出てくるんですよね。
まさかロンドンでこいつにお目にかかれるとは。。。
ホント懐かしい。。。

ビールと来ればやはりツマミも必要でしょってことで、

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鉄鍋餃子にキムチ乗せ豆腐。。。
ラーメンレポートのはずが居酒屋レポートみたいで失礼。。。

えっと、ラーメンの話に戻します。
まず、連れの者が注文した「Ganso Tonkotsu」です。

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いやぁ、本格的なラーメンですよ。
トッピングにはチャーシュー、ネギ、海苔にキクラゲ。
そして半熟卵もほぼ完璧です。
味の方もしっかりしたとんこつだったようです。

そして僕が注文したのはこちら。

 

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「Hakata Tan Tan Tonkotsu」

「Tan Tan」の文字を見逃さなかった僕。
ちゃんと豚ひき肉を辛味噌で炒めてあって本格的。
アクセントの紅しょうがもグッジョブ!

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麺は博多とんこつにしては若干太めなような気もしますが、ちゃんとしたストレート麺なので許容範囲です。
とんこつスープもしっかり味が出ていて美味しかったです。
個人的には坦々麺はもう少し辛くてもよかったかなと。
ただしラー油もちゃんと卓上に並んでいるので調節できます。

さすが世界の食が集まるロンドンだけあって、ラーメンも本格的でした。

昇龍はピカデリーサーカスの周りに4軒ほどあるようです。
ロンドンでラーメンを食べたくなったらググってみてはいかが?

昇龍(Shoryu)オリジナルHP : http://www.shoryuramen.com/

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2014年10月12日 (日)

ロンドンを「さるく」② ~ ピカデリー広場へ

(その①のつづき)
(最近ペースが落ちてる分、ボリュームたっぷりでお届けします(^_^;)

大英博物館を出た頃、雨はもうすっかり上がっていました。
ただ今の時間は11時過ぎ、お昼まであと1時間、歩いてお腹を空かしましょう。

取り敢えずはピカデリーサーカス(広場)を目指します。

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博物館を出た所にはカフェやお土産屋などが並ぶ一角があります。
博物館の正面から南に伸びるこの通りは「Museum Street」と名が付いていました。
普通のお土産屋だけでなく、ちょっとアートなお土産も売っています。
特に気になったのがこちら。

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ミニチュアギターとドラム。
実際に有名ミュージシャンが持っていたものを忠実に再現したものなんです。
「レッド・ツェッペリン」とか「ジミー・エンドリックス」とか「エリック・クランプトン」とか、それぞれのギターには誰が所有していたものか名前が貼ってありました。

もうひとつ気になったのがこちら。

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ハリーポッターの杖ですよ、これ。
それぞれのキャラクターのものがあるようですが、どうやら肝心のハリーの杖は売り切れのようです。
今回子供たちからのお土産リクエストにハリーポッターグッズがあったのですが、別のところで調達しようと思っていたのでここではパスしておきます。

ミュージアム・ストリートを抜け、しばらく歩くとこんなビルを発見。

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とってもカラフルな配色をしたビルです。
こんな色使い、おそらく日本で見ることはないと思います。

ここから南西方向へ伸びる、「Shaftesbury Avenue(シャフツベリー・アベニュー)」という通りを進んでいきます。
この辺りからいわゆる「ソーホー」と呼ばれる地区になります。
ロンドンの食と文化の中心であり、歩いていてもだんだんと賑やかな街並みに代わって行くのが楽しめます。

特に通りを歩いていて目立つのが劇場。

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パレスシアターに、

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クイーンズシアター

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ライリックシアターではマイケルジャクソンのヒット曲の数々をダンスパフォーマンスで演じる、「スリラー」というミュージカルショーが上演されているようでした。

また、通りの反対側に広がる一帯は、チャイナタウンです。

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ヨーロッパの中では、ロンドンのチャイナ・タウンが最も大きいんだとか。

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ここで昼食にしても良かったんですが、今回は素通り。
今度来た時にはこの辺りで食事をしたいと思います。

さて、シャフツベリー通りの終点にあるのがピカデリーサーカスです。

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広場の中心には噴水があり、噴水の周りにたくさんの人が座っていました。
ここは待ち合わせのスポットとしても有名で、常にこのような光景が見られるんだそうです。

そして、広場の一画ではこんなパフォーマンスに遭遇しました。

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これって、もしかしてハリーポッターに出てくるヴォルデモート?それともデスイーター?
いずれにしてもよく見ると、この人、宙に浮いているんです。
一瞬ビックリしますよ、これ。
杖とじゅうたん、そして左腕に秘密があると想像はつきますが。。。

この辺りでちょうどお昼となりました。
でもって何を食べたかは、次回にて。

(その③へつづく)

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