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2015年5月 7日 (木)

店は小さくとも蕎麦は存在感あり ~ みよし

とある日曜日、家内と二人で湯島天神へ行って参りました。

(ここから何故か突然落語調になります。。。<m(_ _)m>)

お参りを済ますってぇと、丁度お昼どき。
そんじゃぁこの辺でお昼にしようってぇことになりますと、当然じゃあ何食べようかとなる。
で、「蕎麦はどうだい?」って持ちかけるってぇと、「あら、あたいも丁度蕎麦が食べたかったのよ」と、お互いの意見がめずらしく一致。

そんなら、折角なんで「池の端の藪蕎麦」がいいやってことで、そっち方面へぷらぷらっと歩き出す。
でもって通りを曲がって池の端の藪蕎麦が見えてくるってぇと、何やら辺りは大勢の人だかり。
「これ、人だかりじゃなくて行列じゃぁねぇか?」
そう、言われてみりゃぁその通り、東京の三大藪蕎麦のひとつってことをすっかり忘れてた。
休日お昼時は観光客でごった返すのは当然ってぇ言われりゃぁ当然ってぇもんだ。

「こりゃぁ、軽く1時間は待たされるな。なら、別の店を探そう」ってなことで、もと来た湯島方面へ引き返します。

今日は日曜日、やってない店もあったりなんかして、結局湯島駅まで戻ってくる。
電車に乗って帰ろうかぁなんて思案しつつ、ふと道っ端を見ると目の前に蕎麦屋があるじゃぁありませんか。

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「みよし」と書かれた看板が目に入る。

池の端藪蕎麦と比べて、店構えもずいぶん小せぇもんだから、思わず見過ごしちまうところだった。
ふむ、ちゃんと「営業中」の札がかかってる。
店の前にはメニューも出てる。
そんでもってメニューを眺めるってぇと、最初に書かれた言葉が単なる「お品書き」じゃあなくって、「職人の手打ち蕎麦 品書き」とある。
ほほぅ、そんなら入ってやろうじゃぁねぇかってな訳で、早速暖簾をくぐるってぇと、粋のいいお姉さんの「いらっしゃいませぇ」の声が響きわたる。

店内は案の定さほど広くはない。

02_2

小さいテーブルが5つ並んでる。
詰めれば20人行けるかって感じだが、せいぜい15、6人ってところか。
とはいえ、狭いながらも落ち着いた感じがいい。
こじんまりとした造りながらも、風情があっていい按配じゃぁないですか。

格子柄の表紙がちょいと粋なお品書きをパラパラっとめくる。
小さい店構えの割には品数が豊富。
せいろ、ぶっかけ、鴨南蛮にカレー南蛮、でもって茶そばもある。

しばし悩みつつも、結局最初の頁にあった「海老と季節野菜の天ざるそば」に落ち着く。
1400円のお代は庶民のお昼には少々高くつくけれど、ここは江戸ッ子、やるときゃやるよ、ここは思い切っていきやしょう。

一方かみさんの方はってぇと、「あたいはせいろ、おろしぶっかけそばがいいや」ってんで、さっきの気立てのいいお姉さんを呼んで早速注文。

「あのさぁ、飯食った後ぁどうするよ?」
「そうだねぇ、外は暑いし、歩きまわるのもちょっとねぇ。」
「この近くにあの岩崎弥太郎が住んでたっていう所があるんだけど、そこなんかどうかな。」
「そこって近いのかい?」
「すぐそこみてぇだしさ、食後の散歩がてらどうだい?」
「おまえさんが行きたいっていうんなら、いいけどさぁ。」

なんて、とりとめのない会話で時間を潰してる間に、まずはかみさんが注文したおろしぶっかけが登場。

03

おぉ、これはお品書きにあった写真とまったく同じ。
見た目も綺麗、海苔の豪快さ、うずらの卵のアクセントも小粋でうれしいじゃぁないですか。
さすがうちのかみさん、グッジョブ!
いやいや、グッジョブなのは店のご主人の方だった。。。

ちなみにこのおつゆ、2種類の鰹ダレをブレンドしたぶっかけ専用の冷つゆなんだとか。
これにはかみさんも大絶賛。
そばの喉ごしと相まって、すっかり気に入った様子。

ところで、うちらが入った時は一人しかいなかったお客さんだったのが、いつの間にか満席になってやがる。
しかもしまいには、それでも暖簾をくぐってきた客にお断りを入れる顛末。

実は前々から思ってたことなんですが、うちらってもしかして「福の神」?

そんな戯言はどうでもいいってか。

ともかく、いよいよあたしが注文した天ざるのお出ましです。

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いやいや、こりゃまた豪華絢爛雨あられ。
いやいや、それを言うなら感謝感激雨あられだろっ!
いやいや、そんなこたぁどうでもいいやっ。

さっそく頂くとしましょうか。

ところでこのお椀、ちょっと大きめだねぇ。
これって、ひょっとして天ぷらをつけるために大きめにしてるってこと?
なかなか小粋な計らいじゃぁありませんか。

まず、おろしとネギをお椀に半分ほど移す。
そこへ蕎麦つゆを半分ほど注ぎます。
ここは全部注いじゃぁいけませんよ。
どっぷり全部注いじゃっちゃぁ見た目も悪いし、箸に取った蕎麦を全部浸すことになりかねませんからね。

まずは蕎麦から。
ひとつまみ箸に取るってぇと、蕎麦の細さにびっくり。
しかもちゃんと艶もあって綺麗な色をしてる。
ご主人、いい仕事してるねぇ。

そのまま先っぽの方をつゆに浸す。
すかさず一気に江戸っ子らしく、

「ズッ、ズズッ!」

「美味いっ!」

う~ん、この喉ごし、こりゃぁたまんねぇなぁ。

続いて天ぷら。

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まずは海老天から。
これまた予想以上の大きさ。
揚げたての海老天を豪快にほおばるってぇと、プリップリの食感と海老の風味が口の中に広がって、う~んこりゃまた幸せ。

野菜のかき揚げ、茄子、舞茸、そして緑の野菜はふきのとう。
やっぱできたて熱々の天ぷらはどれも美味いや。

最後は当然、そば湯で仕上げ。

1400円というちっちゃな冒険だったけど、これなら大満足。
全然高いとは思いませんよ、ほんと。

美味しいものを食べると幸せになるよねって、これもめずらしくかみさんと意見が一致。
いやぁ、御馳走様でした。

「見た目良しっ、中味良しっ!」

てな訳で、湯島の蕎麦屋「みよし」の一席でした。

お後がよろしいようで。。。

みよし
昼総合点★★★☆☆ 3.8

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