カテゴリー「自衛隊訪問記」の130件の記事

2014年10月20日 (月)

陸上自衛隊第15旅団総隊5周年記念行事より

久々の陸上自衛隊記念行事レポートをお届けします。

2014年10月19日の日曜日、陸上自衛隊第15旅団総隊5周年及び那覇駐屯地創立42周年記念行事に行ってきました。

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式典は晴天の下で行われました。
先週と先々週は大型台風が直撃していたのでちょっと心配でしたが、今週はうって変わって良い天気。
天気予報によるとこの日の最高気温は28度という、沖縄ならではの暑い天気。
でも風があったせいか、そこまで暑いという感覚ではなかったかも。

ところで第15旅団は5周年ということでまだまだできて間もない組織です。
ちなみにそれまでは第1混成団という名称でした。

かつて陸上自衛隊は最大18万人という規模で構成されていました。
全国を5つの方面隊に区分し、さらに作戦基本部隊として13個の師団と2個の混成団によって構成されていました。
しかし、冷戦が終結し、2001年に起きた9.11テロを境に自衛隊の在り方が急速に見直され、かつ日本経済の低迷のあおりを受け陸上自衛隊は定数削減と作戦基本部隊の見直しを余儀なくされます。
現在、陸上自衛隊は約15万人という規模にまで減少しているのです。

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ところで、平成16年12月に新たな防衛計画の大綱(通称「17大綱」)が閣議決定されました。
ここで初めて沖縄に所属する第1混成団は第15旅団へ改編されるということが明記されました。
陸上自衛隊の組織において混成団から旅団へ改編されるというのは、作戦基本部隊の単位としては大きくなるということを意味します。
実際隊員数も1800名体制から2100名体制へと増強されたのです。
全体の人数が削減される中で沖縄に配備される部隊だけが増員されたのです。
この背景には我が国の脅威が北方から南西諸島方面にシフトしていることが大きな要因としてあげられます。

さらに昨年12月に出された新たな防衛計画の大綱(通称「25大綱」)では、さらに南西方面の部隊を増強し、先島諸島にも部隊を展開することが記述されています。

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さて、うんちくを語るのはこれくらいにして、今年の式典の内容を紹介して行きましょう。
行事の流れは、基本的には例年と変わりません。
記念式典、観閲行進、音楽演奏、訓練展示という流れで実施されました。

その中で僕が気になったトピックだけを拾ってお伝えします。
まずは式典で行われた来賓祝辞。

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なんと、中井真県知事が出てきました。
県知事ってかつて自衛隊の行事に出てきたことあったっけ?
今朝のニュースで、知事選を控えているからか普天間問題をきちんと片づけるみたいなことを言っていたけど、祝辞では当たり障りない内容でした。

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続いては観閲行進。
通常、観閲行進のトップバッターは音楽隊なんですが、今回の15旅団の場合他の部隊とはちょっと違う点があったんです。
僕が今まで見てきた観閲行進では、音楽隊の行進で使われる音楽は、ほぼ全てにおいて「大空」という曲が使われていました。
ところが、今回見た音楽隊の行進曲は、何と「抜刀隊(別名「陸軍分列行進曲)」だったんです。
僕が知る限り、音楽隊がこの曲で行進するのを見たのは2011年の第10師団の記念行事に続き2回目でした。

あっ、すみません、かなりマニアックなことを言ってるように聞こえるかもしれませんが、これ分かる人には分かってもらえると思います。
曲の説明を始めるとかなり長くなってしまいますので割愛しますが、気になる方はYOU TUBEで検索してみてください。

続いては、観閲行進の後に行われたエキシビション。

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音楽隊とオートバイ部隊(偵察隊)とのコラボレーション。
音楽に併せて8台のバイクがいろんな動きでデモンストレーションを行うというもの。

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連続ジャンプも見事でした。
しかも、実は音楽隊とオートバイだけでなく、

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さらにラッパ隊とのコラボレーションというかなり難易度の高い展示だったんです。
この後の祝賀会食の席で第15偵察隊長に話を伺ったんですが、この日のために約3ヶ月の準備をしてきたとのこと。
全体構成は音楽隊が考え、3ヶ月の間に微修正を重ねて本番に臨んだんだとか。
このコラボレーションはこれまで見たことのない素晴らしい展示でした。

最後の見所は訓練展示。
他の師団や旅団と違って、15旅団には戦車部隊と特科部隊がありません
それはどういうことかというと、大きな音を出す空砲を撃てないので他と比べてやや迫力に欠けるということ。
それを展示の内容(演出)で補うのが15旅団の訓練展示なんです。

で、その演出とは、

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建物の屋上にレンジャー部隊がヘリから降下し、

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建物の窓をぶち破って侵入するというもの。
建物の中には敵が潜んでいるという設定で、そこへ窓ガラスを蹴り破って侵入するのはリアル感満載でとても迫力がありました。

いやぁ、とても見応えのある記念行事でした。

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最後はいつものごとく、体育館で祝賀会食で締めくくり。
15旅団の隊員さんたちのおもてなしも素晴らしかったです。

沖縄における陸上自衛隊の認知度も理解度も格段に上がっているとのこと。
南西方面の緊張度が増す中、沖縄県民の安心・安全を守ってくれる陸上自衛隊第15旅団のますますの活躍に期待しつつ、沖縄の地を後にしたのでした。

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2014年5月17日 (土)

陸上自衛隊明野駐屯地より

久々に自衛隊訪問記をお届けします。

今回行ってきたのは、陸上自衛隊明野駐屯地です。
ここに所在するメイン部隊は、

陸上自衛隊航空学校

です。

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明野駐屯地は三重県伊勢市に所在しています。
伊勢神宮からだと車で約20分くらい。
なので、隊舎の入口にはしめ縄が飾ってありました。

伊勢志摩では一年を通してしめ縄を飾る風習があるんだそうです。

さて、ここ航空学校は陸上自衛隊が保有する航空機、つまりヘリコプターのパイロットを育成する学校です。

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現在、陸上自衛隊が装備しているヘリコプターは7機種。

OH-6D(観測ヘリコプター) : 丸っこいボディが特徴
OH-1(観測ヘリコプター) : OH-6の後継機、逆にスリムボディ
UH-1J(多用途ヘリコプター):ヘリボン、輸送等陸自の主力ヘリ
UH-60JA(多用途ヘリコプター):UH-1の後継機
AH-1S(対戦車ヘリコプター):通称「コブラ」
AH-64D(戦闘ヘリ):通称「アパッチ」、コブラの後継機?
CH-47J:大型のタンデムローター式ヘリコプター、通称「チヌーク」

当然、ここには全機種揃っています。
そしてさらに、ここにしかないヘリコプターが1機種あります。

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上の写真の左端にある青いヘリコプターがそれです。

僕も初めて見ました。
格納庫に同じ機種が並んでいたので、近くまで行ってみます。

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TH-480Bという機種で、練習ヘリコプターです。

2011年より導入、2013年度より正式に練習機として運用され始めた、陸上自衛隊にとっては最も新しいヘリコプターです。
ちなみに、前の練習機は前述のOH-6Dだったそうです。

このヘリコプターはアメリカのエンストロム・ヘリコプター社という会社の製品。
ベルやシコルスキーといった有名メーカーとは違い、日本ではあまり馴染みのない会社です。

同社は1959年にアメリカ、ミシガン州で創立。
現在販売している機種は3機種と少ないのですが、現在世界18ヵ国で1100機を超えるヘリコプターを送り出しているんだとか。

日本ではエアロファシリティと言う会社が総販売代理店契約を結び販売しているようです。

(同社のサイトはこちら。米国エンストロム社のサイトはこちら。)

ところで、この練習機が導入されるのに併せ、訓練用の操縦シミュレーターも調達され、2012年から運用されています。

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上の白い箱の中にTH-480Bのコックピットが再現されているんです。
実際中に入って体験させていただきました。

様々なシチュエーションでの操縦訓練をリアルに体験できるのが特徴です。

本来なら部屋の中も含め、もっと詳しく説明したいところなんですが、先方の許可を取っていないため、これ以上は書けません。。。

う~ん、残念。。。

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という訳で、今回の締めくくりは当日駐屯地の食堂で頂いた昼食の献立でご勘弁を。

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メインディッシュは天ぷら。
グリンピースご飯にお吸い物の組み合わせ。
なかなかの御馳走です。

これ、我々のための献立ではなく、隊員さんたちが食べる昼食なんですって。

ただちょっと違うのは右上にある見慣れないパック飲料。

「毎日 フルーツミルク」

う~ん、聞いたことないなぁ。

後で調べてわかったこと。
関西を拠点とする「毎日牛乳」、会社名で言うと「日本酪農協同株式会社」が販売している乳飲料でした。
「フルーツミルク」という名のとおり、牛乳にフルーツ果汁を加え飲みやすくしたものです。

何のフルーツが入っているのか調べようとしたんですが、同社のサイトにこの飲料の紹介がないんです。
いや、紹介どころか、商品ラインナップに「フルーツミルク」自体が無いんです。

(えっホント?って疑う方はこちらで確認してみて!)

でも、楽天とかでネット販売はされています。
うーむ、何とも謎に包まれた、恐るべし飲み物、「フルーツミルク」。

まっ、パッケージの絵からリンゴ、みかん、パイナップルが入っているのは容易に想像できるんですけどね。。。(笑)

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2013年11月11日 (月)

第15旅団記念行事より

先日(10月20日)、陸上自衛隊第15旅団創隊4周年、那覇駐屯地創立41周年記念行事に参加してきました。

沖縄がアメリカ合衆国より返還されたのが41年前の昭和47年なので、那覇駐屯地の歴史は沖縄が再び日本の領土となってからの歴史と同じということになります。

第15旅団ができてからたった4年しか経っていないのは、それまで第1混成団という名前だったから。
そういえば、2010年3月に行われた第15旅団新編行事にも参加したのを思い出しました。

(その時のレポートはこちらから。)

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第15旅団の記念式典は、その時の新編行事以来となります。

現在は「陸自祭」ということで駐屯地を一般開放し、たくさんの市民に来てもらうべくいろいろと趣向を凝らしているようです。
そんな陸自祭の一部をレポートします。

式典自体はお決まりのコース、続いて観閲行進も大体他の師団や旅団と一緒なんですが、今回特に印象に残ったのが航空機の観閲飛行。

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隣が那覇空港兼米軍飛行場兼陸海空自の飛行場ということで、小高い林の奥に突如現れ、そして超低空で飛んでくるんです。
この光景は、他ではなかなか見られないものでした。

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音楽隊の演奏は、ラッパ隊とのコラボバージョンです。

このラッパ隊の動きがとてもおもしろい。
曲とともにさまざまな隊形をとるんですが、これがとてもよくできてるんです。
おそらく相当練習したんじゃないでしょうか。

続いては沖縄ならではの出し物。

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ご存じ、「エイサー」ですよね。
踊り手の人数は16名、プラス「のぼり」を支える旗手が3名。

のぼりには何が書いてあるかと言うと、まん中の青いのぼりが、「第15旅団」。
左側に見える赤い旗が、「第51普通科連隊」
そして、右側の黒いのが、「第6高射特科群」

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つまり、51連隊と6高群による混成チームでのエイサー披露だったんですね。

続いては、訓練展示。

第15旅団には、戦車部隊と特科部隊がありません
したがって、他の師団等で見られる、戦車やりゅう弾砲によるド派手な空砲射撃は見ることができません。

その代わりと言っては何ですが、島国沖縄ならではの趣向を凝らした場面がありました。
それがこちら。

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ちょっと判りにくいかもしれませんが、ゴムボートの上に特殊部隊の隊員が身をかがめて乗り込んでいます。
そう、芝生のグランドを海岸に見立て、敵に占領された島を奪還するため上陸しているシーンなんです。

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最近は尖閣諸島をはじめ、南西方面を重視した防衛力整備が行われようとしています。
そう言った中での訓練展示。
音的な迫力はそれほどありませんが、沖縄ならではのシナリオでした。

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ちなみに、この日の来場者数は7千人だったんだとか。
残念ながら目標の1万人には達しなかったんだそうです。
沖縄はその歴史的背景から自衛隊に対し理解を得難い環境にある中、7千人と言う数字はなかなかの集客じゃないですか。

頑張れ15旅団!
来年こそ1万人達成だ!
来年もその一人として協力するからネ。。。

えっ?別に来なくてもいいって?
そんなこと言わずに来年もまた呼んでくださいよぉ(笑)。

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2013年10月31日 (木)

海上自衛隊徳島基地へ行ってきました(後編)

とある9月の土曜日、海上自衛隊徳島基地へ行ってきました。
徳島航空基地開隊55周年の記念行事に参加するためでした。

前回の記事では記念行事が始まる前で終わってしまいましたので、今回は記念行事の様子を中心にお届けします。

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ところで、徳島基地にはもともと所在していた海上自衛隊の他に、陸上自衛隊の部隊も所在しています。
陸上自衛隊第14飛行隊です。
平成22年3月に、香川県善通寺にある第14旅団の隷下部隊として創設されたのです。
徳島県としては初めてできた陸上自衛隊の部隊で、陸自的に言うとこの場所は、陸上自衛隊北徳島分屯地となります。

今回の基地祭は海上自衛隊の行事なんですが、陸上自衛隊の部隊も参加、上の写真にあるように陸自のヘリも並んでいました。
体験搭乗もできるとあって、かなりの人だかりができていたのが印象的でした。

さて、記念行事のスタートです。

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エプロンに主要部隊が並んでいます。

白い制服の中にOD色(おーでーしょく)の制服が混ざっているのがおもしろい。
基地司令である徳島教育航空群司令の式辞を陸自の隊員が聞いている姿に若干の違和感を感じたのは僕だけでしょうか。

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式辞、祝辞の後は観閲飛行(編隊飛行)。
残念だったのは、US-2が飛んでくれなかったこと(多分)。
US-2の飛ぶ姿を見たかったなぁ。

記念式典が終わり、同じ会場で引き続き行われたのは、海上自衛隊航空学生によるファンシードリルでした。

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山口県下関市に所在する小月航空基地はここと同じく海上自衛隊のパイロットを養成する部隊。
海上自衛隊のファンシードリル隊はここの学生で編成されていて、全国の海上自衛隊の基地祭などで演技を披露してくれます。

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約10分程の演技でしたが、一糸乱れぬ姿は見ていて感動します。

で、今回見ていて気づいたことがひとつ。
おそらくですが、隊員の中に女子が一人だけいたような気がするんです。
陸自にも同じ様なファンシードリル隊がありますが、陸海通してもドリル隊のメンバーに女子がいるのを僕は見たことがありません。

基地祭のイベントでは、これらの他にアクロバット飛行展示やシミュレーターによる操縦体験など盛りだくさんだったようですが、今回は残念ながら見ることができませんでした。

以上、海上自衛隊徳島航空基地開隊55周年のレポートでした。

次回は、徳島名物「かつ天」をお届けする予定です。
最近のペースからするといつになるかわかりませんが、近日中にアップ予定です。
お楽しみに。

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2013年10月26日 (土)

海上自衛隊徳島基地へ行ってきました

とある9月の土曜日、海上自衛隊徳島基地へ行ってきました。
徳島航空基地開隊55周年の記念行事に参加するためでした。

チョー個人的な話になりますが、僕は日本全国47都道府県のうちまだ足を踏み入れていない県が5つあります。
その5つとは、北から秋田県、富山県、和歌山県、徳島県、愛媛県なんですが、今回そのうちのひとつ徳島県を制覇(?)することができました。
ヨシッ! これであと4つ。。。

徳島県には海上自衛隊の基地が2つあります。
ここ徳島基地と、徳島市からちょっと南へ行ったところにある小松島基地です。

どちらも航空部隊の基地なんですが、徳島基地に所在する部隊は、

「徳島教育航空群」

つまり、海上自衛隊のパイロットを育成するところなんです。

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なので、基地を入った正面には海上自衛隊の練習機が飾ってありました。

そもそも、徳島基地の生い立ちは、戦時中の昭和17年。
旧海軍の飛行偵察員の訓練基地として開設されました。
戦後は米軍に接収されましたが、昭和33年に海上自衛隊に返還

海上自衛隊徳島航空隊として再スタートを切りました。
再スタート当時は、教育部隊ではなく、対潜哨戒機「S2F-1」による実戦部隊でした。
ちなみに「S2F-1」は、もともと米軍が採用していた「艦載用対潜哨戒機」です。
当然空母を持たない海上自衛隊では艦載機としての用途はありませんけどね。

昭和48年に徳島教育航空群に改編され、現在の形になりました。

また、昭和62年より滑走路の民間共用が開始。
いわゆる徳島空港の誕生です。
なお、平成22年に新ターミナル完成とともに、「徳島阿波おどり空港」と呼ばれるようになり、また同時に「うずぴー」なるゆるキャラも誕生しているそうです。
気になる方はネットでチェックしてくださいね。

徳島基地の歴史の話はこれくらいにして、今回訪れた基地祭の様子をお伝えしましょうね。
案内に従い、格納庫を経由してエプロンへと進みます。

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格納庫の先に見えてきたのは、2機のプロペラ機。
でもって、左側に見える飛行機は、ひょっとして。。。

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出ました。
日本が誇る海上自衛隊救難飛行艇、「US-2」。

何故、「日本が誇る」という修飾語をつけたのかというと、
この飛行機の性能は世界中で注目されているから。

(気になるその性能を知りたい方は、こちらから)
(上の「こちら」をクリックすると新明和工業のページへジャンプします。)


現在は「武器輸出三原則」の規制の中、外国へ売るのはなかなか難しいのですが、近い将来海外で活躍する姿を見ることができるでしょう。
既に現在、インドへの輸出が検討されているんです。
なかなか順調に進んでいるとは言えないようですが。。。

この飛行機を製造しているのは、新明和工業と言う会社。
なかなか聞き慣れない名前の会社かもしれませんが、航空機業界では有名な、由緒ある会社なんです。

戦時中の社名は、「川西航空機」
そう、以前鹿屋航空基地史料館で見た、「二式大艇」を製造した航空機メーカーです。

そう、僕が初めて見たとき、思わず「美しいっ!!」と一目惚れした飛行機です。

このUS-2はまさにその二式大艇の優れた性能を引き継ぐ血統書付きの飛行艇なんです。
(以前のブログ、「二式大艇」の記事はこちらからどうぞ)

さて、先程格納庫から見えた右側の航空機へ近づいてみましょう。

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海上自衛隊の対潜哨戒機「P-3C」です。
徳島基地には対潜哨戒機の部隊はないので、おそらく岩国基地からやってきたんだと思います。

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その隣にいたのは航空自衛隊の航空機。
僕としては初めて見る飛行機です。
機体に丸い窓がついているところをみると、人員輸送機のようです。

説明の看板には、多用途支援機「U-4」と書いてありました。
あとで航空自衛隊のサイトで調べてみると、この飛行機は指揮連絡、小型軽量貨物などの空輸、訓練支援といった、いわゆる「多用途」の目的で使用するもので、平成7年度より合計5機導入されているそうです。
最新の計器表示システム、航法装置などを装備しており、米国ガルフストリーム社のビジネスジェット機ガルフスト リームⅣと同型機なんだそうです。

あれ、55周年記念行事のレポートをするつもりが、ここまで航空機の解説で終わってしまいました。
近日中にこの続きをお届けするってことで、今回はここまででご勘弁を。

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2013年8月 4日 (日)

静内駐屯地記念式典より

(久々の記事なので長文です。ご勘弁を。。。)

先日、陸上自衛隊静内駐屯地で行われた記念行事に出席してきました。

ところで、「静内(しずない)」ってどこにあるかご存知ですか?

北海道だってことはわかるけど。。。
なんて方、多いんじゃないでしょうか。

そんなイマイチはっきりしない方へ、第1のヒントをどうぞ。

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そう、海に面した町です。

って、北海道には海に面した町なんていくらでもあるでしょ。
なんて、突っ込まないでくださいね(笑)。

ちなみにこの綺麗な青い海は、太平洋です。

それでもまだ、北海道にはたくさんの該当する町がありますよね。

続いて、第2のヒントを差し上げます。

この町の玄関でもある、駅前の風景です。

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結構立派な駅ですよね。
植え込みには色とりどりの綺麗な花が植えられています。

その植え込みの中に建てられたオブジェの先っちょに乗っかってるものは。。。

そう、馬です。
競馬が好きな人ならここまで言わなくてもわかっていると思いますが、そうでない方のために少し説明しましょうね。

北海道を千歳空港で降り、JRにて千歳線を南へ下って行くと苫小牧という地にたどり着きます。

JRの場合、ここから南西へと向かう路線は室蘭本線となり、室蘭そして函館へと続きます。
一方、南東へと向かう路線は日高本線となり、森進一の歌でお馴染みの、「襟裳岬」方面へと続いて行きます。
といっても、日高本線の終点は襟裳岬よりかなり手前にある「様似(さまに)」という駅でなんですけどね。

で、静内の場所ですが、地図でいうと苫小牧と襟裳岬を結んだ線のちょうど真ん中あたり、JRで苫小牧から日高本線で約100分。
千歳空港からだと2時間はかかります。

地図上ではそんなに遠くなさそうなんですけどね。
さすが北海道はデッカイどーっ!!
<m(_ _)m>シツレイシマシタ。

で、この辺りは日本最大の競馬馬産地として有名なんです。

トウショウボーイ、オギリキャップ、ウイニングチケット

このあたりの馬名は競馬ファンじゃなくても聞いたことあるんじゃないかな。
これらはすべて、ここ静内で生まれた馬たちなんですよ。

さて、前置きがかなり長くなってしまいました。
そろそろ本題へと参りましょう。

7月21日(日)陸上自衛隊静内駐屯地創設49周年、第7高射特科連隊創立第32周年記念行事が行われ、初めて行ってきました。
この式典、実はかなり前から行きたかったのですがなかなか予定が合わず、今回初参加となった訳です。

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で、何故行きたかったのかというと、静内駐屯地は他の駐屯地にはない特色を持っているからなんです。
それはなにかというと、駐屯地と道路を隔てた場所に、

「静内駐屯地 対空射撃場」

という施設があるんです。
つまり、高射機関砲や地対空誘導弾と言った実弾射撃訓練ができる場所なんです。
日本国内ではここを含め、3カ所しかない施設の一つなんです。
ちなみに、実弾をどこへ向けて発射するのか、その答えはずはり「海」です。
太平洋に向かって撃つんです。
なので、何十キロも渡って島など一切ない海域が条件になります。

当然、射撃を行うに当たっては事前にアナウンスされ、射撃の時間帯には漁船等の船舶が入らないよう監視船を出し、観測ヘリコプターで事前偵察を行うといった万全の対策をとります。

そして、静内駐屯地の場合は年に一度の記念行事に合わせて、実弾発射訓練を展示するんです。
これはどこの記念行事でも決して見ることができない目玉なんです。

というのも、記念行事は駐屯地を一般開放する日、つまり一般人でも自由に見学できるってこと。
なので、これを目当てに全国からミリオタさんたちが集まってくるんです。

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第7高射特科連隊に配備されている主要装備(火器)はふたつ。
87式自走高射機関砲、通称「87AW」と、81式短距離地対空誘導弾、通称「短SAM」

何度も言いますが、87AWは僕が最も好きな装備品。
っていうか一番カッコイイと思う装備品です。

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そいつの実弾射撃が見れるんですよ。
こんな風に目の前でね。
前から行きたい理由とはこういう理由だったんです。

ちなみに、毎年8月末に東富士演習場で行われる総合火力展示演習でも87AWは実弾射撃を行いますが、こちらの射撃は安全のため上空ではなく水平に撃ちます。
上空に向かって撃つ実弾射撃を見ることができるのはここだけなんです。

そして、この後、短SAMの実弾射撃です。
が、予定していた午前11時ちょっと前、突然時間変更のアナウンスが。。。

「11時から予定していた短SAM射撃は、一時中断します」

だって。
実は、短SAMの発射展示はこの6年間行われていないんだとか。
一番の理由は、天候不良。
雨が降っていなくても、沖合が霞んでいたら中止。
だって、命中したかどうか目視できないと意味ないでしょ。

でも今日は、すばらしい快晴。
遠くの沖合まで視界もバッチリ。
なのに何故行われないのか?

中止になるもう一つの理由とは、訓練海域に船舶が侵入してくるパターン。
当然、この日のこの時間帯に訓練することは、近隣漁港を含め、事前にアナウンスしています。
それでもやって来ちゃうんですよね。
かつては、自衛隊に反対する人たちが、わざと侵入して邪魔するケースが結構あったみたいです。
最近は自衛隊の活動もかなり認められているし、基本的に北海道は自衛隊の受け入れには好意的なはずなので、昔ほど邪魔は入らないと思うんですけどね。

今回の場合、プレジャーボートが侵入してきたとのこと。
一般の観光客が誤って入って来たんでしょうか。
それとも。。。

結局午前の訓練展示はなし、次は午後1時半から再チャレンジだって。

ということで、一旦この場を離れ、装備品展示コーナーへと向かいます。

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これはひょっとして、FFRS
失礼、正式名称は「新無人偵察機システム」といいます。
なぜ、ここにこれが展示されているんでしょうか。

今年3月、北部方面無人偵察機隊という部隊がここ静内駐屯地に新編され、それに伴って配備されたのだそうです。
なるほどね。

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このオレンジ色の怪しげな物体、何だかわかりますか?
僕も間近で見るのは初めてです。

これは、「高速標的機CHUKAR-Ⅲ」といいます。
つまり、先程行われるはずだった短SAMの標的だったんです。

無線誘導により約30分の飛行が可能なんだとか。
この標的を目標に射撃が行われる訳ですが、実際の標的部分は翼の両側にあるミサイルのようなもので、本体自身は回収され、何度でも使うことができるんだそうです。

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こちらは短SAMの射撃統制装置。
大きなレーダーで目標を補足、車両内の統制装置でミサイルを誘導します。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さて、お昼の祝賀会食ですが、本来13:30までの予定を、連隊長判断で30分繰り上げて終了。
というのも、午後の短SAM射撃が13:30、移動時間等を考えてのことのようですが、祝宴を早く終わらせるのって結構大変だったんじゃないかなぁ。

でも、連隊長、グッジョブ!!!

早速、対空射撃場へと移動します。

時間が来ました。
今度は邪魔なものはないとのこと。
予定通り射撃が行われるみたいです。

時間になり、最初に先程見たCHUKAR-Ⅲが元気よく飛び出して行きました。
そして、あっという間に見えなくなってしまいました。

説明によると、このあと沖合上空で大きな弧を描くように3周し、最後の3周目に撃ち落とすんだそうです。

本体そのものは肉眼では見えませんが、軌道確認のための煙を吐くので、

「ああ、何となくあの辺を飛んでるんだなぁ」

って感じで確認できます。

そして、ラスト3周目、いよいよ短SAMの射撃開始です。

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オオッ、スゲーーーッ!!!

かなり大きな噴射音とともに目標に向かって飛んでいき、数秒ほどで目標に到達。
肉眼ではほとんど見えませんが、命中したことを示す黒煙をかすかに確認できました。

7年ぶりの記念行事での実弾射撃ということもあってか、命中の瞬間は会場中大喝采!
いやぁ、よかったよかった。

っていうか、初めて参加した記念行事で、この瞬間を見ることができたのって、すごくラッキーなんじゃない?

っていうか、ひょっとして僕ってラッキーボーイ!?
(スンマセン、独り言なんで無視してもらってください、ホント)

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2013年7月 8日 (月)

乃木館 ~ 陸上自衛隊善通寺駐屯地にて

陸上自衛隊善通寺駐屯地へ行ってきました。

善通寺といえば、四国八十八カ所巡りでいうところの第75番札所
真言宗の始祖である「弘法大師」こと「空海」の生誕の地です。

その善通寺からあるいて10分足らずの場所にあるのが善通寺駐屯地なんです。

ここにある部隊の代表は、四国4県の守りの中心である第14旅団司令部です。

第14旅団は四国4県の防衛警備を担当する部隊ですが、平成18年までは「第2混成団」と呼ばれていました。
そして、第2混成団時代の司令部があった建物がこちら。

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とても重厚な、そして威厳を漂わせる風格のある建物です。

第14旅団への改編とともに司令部庁舎は新築されたため、現在は、陸上自衛隊善通寺駐屯地資料館、通称、

「乃木館」

という、善通寺駐屯地の歴史資料館としての役割を担っています。

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「乃木館」の名前の由来は、もちろん明治時代の有名な将軍である、

「乃木希典」

のことです。

実はこの建物は、明治31年10月1日、旧軍第11師団が四国全域を管区として編成された際に師団司令部として建てられたものなんです。
で、その初代師団長に選ばれたのが乃木将軍で、明治31年10月1日から明治34年5月22日までの2年8ヶ月間ここで勤務されたんです。

ここ乃木館には、当時の師団長執務室がそっくり復元されていました。
その部屋がこちら。

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いやいや、立派な部屋です。
当然ですが、中央にある机に座っていたのが歴代師団長です。
もう少し、近づいてみましょう。

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ん?椅子がふたつありますね。
左側は師団長の椅子だとして、右側の椅子は誰が座る椅子なんでしょう。

実は、初代から5代師団長までは右側の椅子を、そして6師団長以降は左側の椅子を使っていたんだとか。
ということは初代師団長である乃木将軍は右側の質素(?)な椅子を使っていたってこと。

乃木将軍のイメージである、「質素と謹厳」という言葉がこんなところでも見てとれます。

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執務室の隣には乃木将軍と当時の日露戦争にまつわる展示コーナーとなっていました。
特に乃木将軍率いる11旅団の活躍と言えば旅順攻略ということで、旅順要塞攻撃に関する説明を詳しく解説してありました。

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こちらは第二次世界大戦に関する資料室。
ここから出て行ったたくさんの戦士の遺留品等が展示してある部屋です。

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そして最後は、戦後。
第二混成団の歴史と、第14旅団による東日本大震災における活動の足跡が展示してありました。

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100年以上の歴史を持つ乃木館。

明治の建物の風格を残しつつ、第11師団から第14旅団までの歴史をわかりやすく学ぶことができる、そんな陸上自衛隊善通寺駐屯地資料館

今回もとても勉強になりました。

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2013年6月22日 (土)

今年も行ってきました:第7師団記念行事

今年も行ってきました。
平成25年6月2日、陸上自衛隊第7師団創隊58周年、東千歳駐屯地創立59周年記念行事

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これで7師団の記念行事に参加するのは5年連続。
通算でも7回目、だったと思います。

今年も晴天。
かつては7師団の式典は必ず雨、と言われていましたが、これで4年連続雨は降ってません。
そろそろ雨の呪縛から解放されたと言って良いのではないでしょうか。

ただし、今回は観閲行進の前にいきなりアクシデント発生!!

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何と、1台の戦車が突然動けなくなってしまい、戦車回収車のお世話になるというシーン。
確かこれまでは、訓練展示で見る光景だったんですが、観閲行進の前に見ることになるとは。
まっ、これも愛嬌ということで「有り」ということにしましょうよ。

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今回も観閲行進に先だって、航空自衛隊のF-15戦闘機がお祝いに駆けつけてくれました。
かなりの低空飛行でやってくるので、僕の安物カメラでもバッチリ撮影できるんです。

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第7飛行隊も全機種が登場。

ちなみに全機種とは、
偵察ヘリ:OH-6、OH-1
多用途ヘリ:UH-60J、UH-1S
輸送ヘリ:CH47J
攻撃ヘリ:AH-1S

のことです。

ちょっと待て、今回CH-47はいなかったかも。。。

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こちらは第7高射特科連隊の主要装備である、87式自走高射機関砲
いつも同じセリフを言わせていただきますが、僕が最もカッコイイと思う装備品です。
ちなみに、この車両には日章旗が掲げられていますので、乗車しているのは連隊長ということになります。

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こちらは73式装甲人員輸送車
第11普通科連隊の主要装備です。
車体後部には8名の隊員を乗せることができ、操縦手や射撃手を合わせると合計12名となります。

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こちらは第7師団のメインディッシュ。
90戦車による5列縦隊での行進です。

何回見ても感動します。
我々観客席まで地響きが伝わってくるんですよ、ホント。

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訓練展示もほぼ例年通り。
昨年から90戦車も空砲が撃てるようになったんですが、やっぱりイマイチ。
74戦車と比べて戦車そのものの性能はいいんでしょうが、空砲の迫力に関しては74戦車の方が上かな。

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一方、駐屯地のあちこちでは様々なイベントが行われていました。
第7師団が保有する装備品、そして戦車やヘリの体験搭乗。
変わったところでは、自衛隊の野外入浴セットを使った「足湯」コーナー等。

東千歳駐屯地は陸上自衛隊の駐屯地の中で最も広い敷地を持つ駐屯地。
式典が行われた敷地から正門まで歩くと20分以上はかかるんですが、その間あちこちで見て楽しめるものがあって逆に短く感じました。

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最後は、こちら。

観閲行進が終わり、車庫に戻ってきた73式装甲車です。
戻ってすぐ清掃、整備点検が行われ、きれいになって車庫へと戻されるんですね。
ここまでが隊員さんたちの仕事。
観閲行進だけを楽しんで満足している僕らからすると、「敬服」という言葉しか出てきません。

隊員の皆さん、本当にお疲れ様でした。

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2013年5月15日 (水)

陸上自衛隊第8師団記念式典

平成25年4月21日、熊本市に所在する北熊本駐屯地で、

陸上自衛隊第8師団創隊51周年、および北熊本駐屯地開設56周年記念行事

が行われました。

陸上自衛隊の師団クラスの式典は全部行っていると思っていたんですが、よくよく考えてみると、何と第8師団の式典は初参加でした。
同じ熊本市内に西部方面総監部があり、そちらへは何回も行ったことがあるので、第8師団の記念行事も行った気になっていたんでしょうね。

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陸上自衛隊の師団クラスの記念行事は内容と順番がどこも殆ど同じなんですが、第8師団の式次第は他とちょっとだけ違ってました。

通常、記念式典→観閲行進→訓練展示→記念会食という順番なんですが、第8師団の場合は、記念式典→訓練展示→観閲行進→記念会食という順番なんです。

というのも、他の師団では観閲行進は同じグランドで行われるのですが、第8師団の場合はグランドに隣接した道路で行われるんです。
そのため、我々参列者は移動しなければならず、なのでグランドで行われる訓練展示を先にやっちゃえってことで、順番が入れ替わっているんです。

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ところで、陸上自衛隊第8師団は熊本県、宮崎県、鹿児島県の南九州3県を担当する部隊ですが、鹿児島県は奄美群島を含むため、担当する区域の広さで言うと南北約700㎞、東西約340㎞と、広大な区域となります。

また、約960個の離島を抱えており、島嶼(とうしょ)防衛
を重視する師団でもあります。
一方、阿蘇、桜島、それと最近活動が活発化している新燃
と言った活火山の噴火や台風、集中豪雨による災害も多く、多様な任務に対応しなければならないといった特徴があります。

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という訳で、今回行われた訓練展示は、管轄内のある離島に上陸してきた仮想敵国の部隊を撃破するという内容でした。

グランド全体を島に見立て、海上から上陸を企てる敵部隊を追い払うという一連の様子をわかり易く展示していました。

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他の展示では敵陣地に潜入するために行われているリペリング(ロープをつたって地上に降りること)も、敵の特殊部隊が島に下りるという設定。8d05
狙撃手は頭の先から足の先まで偽装していて、茂みの中から数百メートル先の敵を狙撃できるんだとか。

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上陸しようとする敵揚陸艦を攻撃するため、79式対舟艇対戦車誘導弾というあまり見慣れない火器も登場していました。

そして、観閲行進。

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複数の連隊から選抜された特殊部隊の混合チームが登場してきました。

これも珍しい光景です。

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戦車は74式戦車。
最新型の10式戦車はいつ配備されるのでしょうか。

防衛予算も増えず戦車を買うお金も少ないため、まだまだ先の話なんでしょうね、きっと。

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最後に航空部隊がやってきました。
通常の観閲行進では他の部隊と同じく左手上空から右手に飛んでくるのですが、こちらでは正面奥から手前に飛んできて、僕らの頭上を通過していくというものでした。
何だか新鮮な感覚でした。

第8師団記念行事レポートは今回でおしまいですが、第8師団のHPではもっとたくさんの写真が掲載されています。
今回は特別ゲストとして、あのくまモンも来ていたみたいです。

会いたかったなぁ。。。(笑)

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2012年10月 9日 (火)

中部方面隊総隊52周年より

10月7日(日)陸上自衛隊中部方面隊総隊52周年記念行事に行ってきました。

前回の記念行事レポートが5月末の第7師団だったと思うので、約4ヶ月ぶりということになります。(下線部クリックでジャンプ)

中部方面隊は陸上自衛隊の中でも最も広い地域を担当する部隊です。
北陸、東海、近畿、中国、四国の2府19県を2個の師団(第3師団、第10師団)と2個の旅団(第13旅団、第14旅団)で守ります。

中部方面隊の中枢である中部方面総監部は、兵庫県伊丹市に所在します。
ということで、今回の記念行事は伊丹駐屯地で行われました。

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晴天の下、観閲式が始まりました。
晴天なのは良かったんだけど、10月だというのに暑い。
こっちは背広にネクタイなので日が当たると暑いったらありゃしない。

さらに、日焼け止めなんか当然準備していなかったので、かなり焼けてしまいました。

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観閲式のメインイベントは観閲部隊による観閲行進です。

という訳で、ここからは観閲行進のハイライトをお届けします。

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行進の準備中には、散水が行われます。
これは行進のときに通る車両の砂埃が観客にかからないようにするためです。
ただこのとき風向きによっては、観客に水がかかってしまうんですけどね。

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最初に登場するのは音楽隊です。
今回は中部方面音楽隊と第3音楽隊の混成チームでした。

実は観閲行進で一番大変なのは音楽隊かもしれません。
観閲行進の間、ずーっと音楽を演奏し続けなければならないからです。

あと、昨年参加しなかったのでわからなかったのですが、行進の間に流れる曲数が増えていました。
通常は、2曲~3曲なんですが中部方面隊の場合は4曲。
もうちょっと詳しくいうと、

1曲目:「大空」:音楽隊の入場行進曲。
2曲目:「かけがえのない大地」:各府県旗の入場曲。
3曲目:「抜刀隊(陸軍分列行進曲)」:歩兵部隊の行進曲。
4曲目:「祝典ギャロップ」:車両部隊の行進曲。

他の方面隊は各県旗あるいは歩兵部隊行進まで「大空」で通すのですが、中部方面隊の場合2府19県と県旗の入場数が多く、その分時間がとれるので「かけがえのない大地」を入れてきたのでしょう。

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行進の先陣を切るのは普通科連隊です。
4個連隊が登場するのですが、徒歩行進は2個連隊。
今回は第7普通科連隊(福知山、第3師団隷下)第50普通科連隊(高地、第14旅団隷下)でした。

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こちらは「03式中距離地対空誘導弾」、通称「中SAM」と言います。
陸上自衛隊が保有する対空火器の中では最も新しい、かつ最も射程の長い(であろう)武器です。
もともと「ホーク」と呼ばれる対空ミサイルの後継として開発されたのですが、高価なことと防衛予算が伸び悩んでいることから、なかなか配備が進まないのが実態のようです。

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こちらのトラック、装備品とは関係ないような気もしますが、側面に書かれた文字を見ると、「不発弾処理」と書かれています。
そう、全国に4つしかない部隊のうちのひとつ、第103不発弾処理隊です。

そう言われて荷台をよく見ると、あれって本物の不発弾なんじゃない。
でも大丈夫、ちゃんと信管は抜いてあるので爆発することはありません。

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そして、車両部隊のトリは第3戦車大隊です。
最新鋭の10(ヒトマル)戦車もいいけど、やっぱ74戦車のほうがカッコいいんじゃないかって思うんですよね。
なんか風格を感じるんですよね。

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観閲行進の大トリは航空部隊、中部方面航空隊です。
全部で9機が飛んできたんですが、偵察ヘリは「OH-1」2機のみでした。
丸っこい形のOH-6は無くなったのでしょうか。
OH-1の配備が進んだってことなんでしょうかね。

ということで、今回は中部方面隊総隊52周年から観閲行進を中心にお届けしました。
なお、僕のブログよりかなり詳しくレポートしているブログを見つけました。
「ふねぶろ」で検索すると引っかかるみたいなので気になる方はググってみてください。
(勝手に引っ張ってごめんなさい<m(_ _)m>)

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